『HERMES(エルメス)』待望の新作香水、「Twilly d’Hermes EAU GINGER(ツイリー・ドゥ・エルメス・オー・ジンジャー)」が2021年7月に新発売となりました。

「Twilly d’Hermes(ツイリー・ドゥ・エルメス)」シリーズは、同ブランドの人気フレグランスコレクション。

初代「ツイリー・ドゥ・エルメス」、コショウを効かせた「ツイリー・ドゥ・エルメス・オー・ポワヴレ」に次いで3作目となります。

自由に結んで楽しむ『HERMES(エルメス)』のシルクスカーフ、“ツイリー”からインスパイアされたフローラル系の香りです。

“ツイリー”は、“カレ”というスカーフの妹的存在。元祖“カレ”の方は、バッグのハンドルに巻かれたり、髪に巻かれたりと、ヨーロッパの女性に愛されてきたアイテムです。かつてはあのグレース・ケリーが頭に巻いたスカーフとして有名になりました。

“ツイリー”は、細長いリボンタイプで2003年に生まれ、その誕生15年目を記念して生まれたのがこの「Twilly d’Hermes(ツイリー・ドゥ・エルメス)」シリーズなのです。

自由でプレイフルな20代の女性に捧げる「Twilly d’Hermes EAU GINGER(ツイリー・ドゥ・エルメス・オー・ジンジャー)」は、底抜けに明るくて陽気な香り。

砂糖漬けにしたジンジャーが香る、ハッピーな新作香水をご紹介します。

珍しいジンジャーの香り、輝くような若々しさ

Twilly d’Hermes EAU GINGER(ツイリー・ドゥ・エルメス・オー・ジンジャー)オードパルファム

トップノート:ジンジャー、ベルガモット、ビターオレンジ

ミドルノート:ピオニー、ジャスミン、オレンジブロッサム

ラストノート:シダー、ホワイトムスク

発表年:2021年

調香師:クリスティーヌ・ナジェル

対象性別:女性

コンセプトは、自由で大胆で、プレイフルな20代の女性です。

「Twilly d’Hermes EAU GINGER(ツイリー・ドゥ・エルメス・オー・ジンジャー)」はこのコンセプトに相応しく、ジンジャーとピオニーとシダーという珍しい組み合わせで生み出されました。

しかも、ただのジンジャー(生姜)ではありません。

ジンジャーを砂糖漬けにしたものーそれは、欧米で好まれている“ジンジャークッキー”のような、「最も身近でポピュラーで、大好きな香り」なのです。

ヨーロッパ諸国ではジンジャーは、香辛料としてだけではなく「精力の出る食べ物」として親しまれています。『HERMES(エルメス)』のお膝元、フランスでも特別な食べ物で、その昔は精力剤として使われていたのだとか。

トップノートはそんなジンジャーのユニークな香りから始まります。

ジンジャーは通常、香水にフレッシュ感を与えるために、ごく少量しか使用されません。

その多くが乾燥した根っこの部分から抽出されるものでした。

調香師のクリスティーヌ・ナジェルは、乾燥したものではなく新鮮なジンジャーの根を採用。より燃えるようなジューシーさと、スパイシーさに満ちたトップノートとなりました。

しかも「砂糖漬けにしたジンジャー」なので、甘みもあります。

ただ、甘いキャンディやピーチといったありきたりな若い香りではなく、「植物の甘さ」といったオーガニックさを感じるものです。

しっかりとラグジュアリーなのに親しみやすい、遊び心のきいたトップノートです。

続くミドルノートはフローラル。

ピオニーの華やかさ、可憐さ、明るさが出ています。若い女性の大人っぽさと子供っぽさの二面性を反映していて、とても陽気な香り立ちです。

ラストノートは上品なシダー(杉)がメイン。シダーは『HERMES(エルメス)』のエレガンスにぴったり合致しています。

そして、クリーミーなホワイトムスクがシルクのように滑らかに肌を包み込みます。

すやすやと寝ている白雪姫を見るような、「プリンセスの休息」といった、エレガントで落ち着いた香りです。

そんな最中においても、ジンジャーはたえず無邪気。これこそが「Twilly d’Hermes EAU GINGER(ツイリー・ドゥ・エルメス・オー・ジンジャー)」の魅力です。

3つの素材によって生み出されたこの香りは、老舗ラグジュアリーブランドによる「若さ」「遊び心」「陽気さ」「気まぐれ」が反映されたスカーフ、“ツイリー”の精神そのもの。

太陽にも似たエネルギーにあふれた香りで、人生これから、という若い女性へ向けられた『HERMES(エルメス)』からの贈り物です。

未来志向の女性のための香り

出典:『HERMES(エルメス)』公式インスタグラムより

「Twilly d’Hermes EAU GINGER(ツイリー・ドゥ・エルメス・オー・ジンジャー)」は、『HERMES(エルメス)』の大ファンでバッグからファッションまで持っている…というハイスペックな女性のイメージではありません。

むしろ、『HERMES(エルメス)』の財布や小ぶりのバッグを、人生で初めて手に入れてはつらつとしている20代の若い女性に良く似合う香りです。

仕事にも精を出し、プライベートでも泣き笑い、若い女性の日常はドラマのよう。

どんなにツラいことがあっても最後は笑顔、というような、ポジティブマインドの方に合うでしょう。

内向きな香りではないので、デートや友人とのお出かけにぴったりです。

最後のラストノートは少し石けんのような、高級シャンプーのような香りがするので、脈に近い場所にまとってふんわりと香らせるのが良いかと思います。

男性も、このラストノートはきっと気に入るはず。

お出かけ前に一吹きして、ラストノートが香る頃にはお互いの距離もグッと近くなっていることでしょう。

オフィスに向かないわけではありませんが、ジンジャーというユニークな香料が使用されているので、職種によっては控えた方がよさそうです。ショップスタッフの方や美容師、スタイリストといった個性を重視する職種の方に向いています。

年齢層はもちろん20代。

「自由で大胆で、プレイフルな20代の女性」とコンセプトにあるように、新しいことに挑戦する気持ちを忘れない、未来志向の女性のための香りです。

まとめ

ボトルネックにあしらわれた、アイコニックな細いシルクリボン、“ツイリー”。

白い帽子のようなまばゆいのキャップも『HERMES(エルメス)』の世界観をたっぷりと表しています。

その香りは『HERMES(エルメス)』のスカーフのように、ファッションのアクセントとして皆さまのセンスをさらに素敵なものにしてくれるでしょう。

笑顔を運ぶような幸福感に満ちた香りを、ぜひ試してみて下さいね。