イタリア発の大人気ブランド、プラダ。

『プラダを着た悪魔』という映画のタイトルにもなるほど、世界的に有名なファッションブランドです。

1913年の創設以来、モード界に君臨し続けるプラダですが、実は香水が存在しているのをご存知でしょうか?

ファッションの人気を率いる背景には、「フレグランスが魅力の一つである」ということも特徴としてあげることができます。

ハイブランドらしい上品さに加え、洗練されたデザインのボトルも大変魅力的なプラダの香水。やはり一番有名な香りと言えば、「CANDY(キャンディ)」シリーズが挙げられるでしょう。

今回は、その中でも甘い香りが魅惑的な元祖「CANDY(キャンディ)」の香りをご紹介します。

グルマンノート(お菓子のような甘い香り)は、西欧でも人気の高い香りです。

ロリータレンピカやティエリー・ミュグレーに代表されるような甘い香りを、ハイブランドのプラダはどのように提案したのでしょう。

発売当初から根強い人気を誇る「CANDY(キャンディ)」の秘密を紐解いてみます。

プラダの国イタリアはお菓子の国でもある

プラダのお膝元、イタリアはドルチェ(デザート)の国でもあります。

ティラミス、パンナコッタ、ジェラートなどは日本でも親しみのあるデザートですね。

2021年にはマリトッツォも流行しました。

イタリアは、温暖な気候と肥沃な土地に恵まれた世界屈指のグルメ国家です。

ファッションや壮麗な建築だけでなく、高度な食文化も発展しており、それに欠かせないデザートもまた独自の文化を保っているのです。

さて、そんなイタリアン・デザートによく登場するのがキャラメルです。

ジェラートにはもちろん、キャラメルプリンやキャラメル・チョコタブレット、そしてキャラメル味のビスコッティも存在します。

パンナコッタにはキャラメルソースが添えられることもしばしば。

またイタリアと言えばカフェも大変有名ですが、キャラメル味のマキアートやフラペチーノなども存在します。

このように、イタリアをはじめとする西欧では、デザートは人生になくてはならないもの。

朝食にも甘いものを取りますから、一日はスイーツで始まってスイーツで終わる、と言っても過言ではないでしょう。

ヨーロッパの香水に甘い香りが多く存在するのはなぜかというと、「甘いもの=魅力的」「食べたくなってしまうほど可愛い香り」という認識があるからなのですね。

事実、シャンプーやボディソープにもグルマンの香りはよく使用されています。

ということで、グルマン香水は魅力的な女性にとって必要な香りであり、もっと言えば異性を惹きつけるのに大変役立つ香りとなります。

キャラメルとパウダーノートの幸福な香り

出店:プラダ公式インスタグラムより

CANDY(キャンディ)オードパルファム

シングルノート:キャラメル、ベンゾイン、ムスク、パウダーノート、バニラ

発表年:2011年

調香師:ダニエラ・アンドリエ

対象性別:女性

2011年発売の「CANDY(キャンディ)」は、発売以来大ヒットを記録し続けているフレグランスです。

口コミサイトやコスメ雑誌のレビューも多数で、グルマンノートファンの人々から高い評価を獲得しています。

その特徴はなんといっても、オリエンタルでキャラメルノートの甘さが入り混じる「魅惑的かつ誘惑的な女性の香り」。

キャラメル・グルマンの香りといえば「CANDY(キャンディ)」と言われるほど、大成功した名香です。

スタートから香ってくるのは、早くも主役のキャラメルです。

とはいっても焦がしたキャラメルのように渋い香りではなく、甘くてとても優しい、可憐な香りが漂ってきます。

クリーム・ブリュレを思わせる美味しそうな甘さに、洋酒のようなニュアンスも感じられる大人っぽいグルマンノートで、甘美な心地に瞬時に浸ることができます。

「CANDY(キャンディ)」はシングルノートなので香りの大きな変化はないのですが、開始から30分ほどでドライダウンすると、非常にパウダリーな優しい香りに移っていきます。

このパウダリーさが「CANDY(キャンディ)」の真骨頂。

キャラメルとパウダーノートが合わさることで、天才的に「好ましい香り」に変化し、そして「高級感」がグッとアップするのです。

パウダーノートのおかげでしょうか、終始漂うキャラメルも全く安っぽくありません。

そして終わりかけの頃はベンゾインとバニラの心地よい甘さが肌に残っていきます。

最初から最後までキャラメルの甘い香りは漂いますが、拡散力が強くないのでふんわり香るところも魅力の一つでしょう。

グルマン系ですが、比較的気軽に使えるデイリー香水と言えます。

さて、こんなに甘い香りをプラダが発表したのも「意外」と思われるかもしれません。

しかし「CANDY(キャンディ)」の広告には、前髪がバッサリと切り揃い、真っ赤なルージュを塗ったモデルさんが登場していますから、「私は他とは違う個性的な存在」をアピールしていると言って良いでしょう。

ともすればチープになってしまいかねないキャンディの香りに、パウダリー感を絶妙に重ねていますので、「可愛いけれど一筋縄でいかない女性」「決してイエスマンとはならない女性」のために…といったようなプラダからのメッセージを、しっかりと感じ取ることができます。

グルマンラバーは必見、高級感のある「甘い香り」を求める女性にはぴったり

さて、いくら甘い香りといってもそこは流石にプラダです。

先述したとおり、ハイブランドらしい高級感と上品さが「CANDY(キャンディ)」にきちんと備わっています。

ですが、比較的若い年代の女性から身に着けられるところも長所の一つと言えるでしょう。

大体10代後半〜30代の、幅広い年齢層の女性にお勧めしたい香りでもあります。

もちろん学生さんにもOKです。

ファッションやバッグは難しくても、香水なら気軽に手に取ることができますね。

ただやはりスイートで少し重めなため、気温の低い季節にまとうのをお勧めします。

夏はかなり着けるのが難しいですし、まとい方によっては人に迷惑をかけてしまうかもしれません。

そのため秋よりは真冬が良いでしょう。

オフの日であれば手首でも構いませんが、そうでなければウエスト辺りに軽くワンプッシュで十分だと思います。

セーター、ニット、コートなどで身を包む季節に、内側からふんわりと香らせるのが「CANDY(キャンディ)」らしいつけ方となるでしょう。

まとめ

プラダの香水シリーズの中でも一番人気の「CANDY(キャンディ)」。

嫌味のない甘さが洗練されたグルマンとなって「大人可愛い香り」と評判です。

デートに、寝香水に、リラックス用に。色々なまとい方で楽しんでくださいね。