2006年創業の『LE LABO(ル・ラボ)』。

世界中に多くのファンを持つニューヨーク発のフレグランスブランドです。

『LE LABO(ル・ラボ)』の一番の特徴は、つくり置きをせずできたてのフレグランスを手に入れられることです。

最終調香とボトリングをショップ内で行なう“メイド・トゥ・オーダー”方式で、質と鮮度を保ったままのフレッシュな香りを購入することができるのです。

極限まで質にこだわった最上の原材料を用い、著名な調香師の手によって丁寧に作られたフレグランスの数々。その香料の中身は全てを公表しておらず、企業秘密で明かされていないものも数多く存在します。

また『LE LABO(ル・ラボ)』のフレグランスは高濃度で、なかには賦香率30%以上のものも。朝付けたらその日ずっと香るように、香りの持続性が高いことも特徴です。

出典:『LE LABO(ル・ラボ)』公式インスタグラムより

さらに『LE LABO(ル・ラボ)』ではラストノートを最重要視しています。

肌にのせ、その人と溶け合った時に一番の状態で香るよう創り出されているのです。

今回ご紹介するのは、本場ニューヨークでも大人気の「SANTAL 33(サンタル・33)」。

甘いフローラル系ともグルマン系とも違う、スッキリしたグリーンのカッコいい香り。

男性っぽいのに、女性がまとってもおしゃれで素敵な香り。

“ラボラトリー”を意味する『LE LABO(ル・ラボ)』。その独自の調香で生まれた、ありそうでなかったウッディノート「SANTAL 33(サンタル・33)」の魅力をご紹介していきます。

古きよきアメリカン・ウエスタンからインスパイアされた香り

出典:『LE LABO(ル・ラボ)』公式インスタグラムより

SANTAL 33(サンタル・33)オードパルファム

ノート:カルダモン、イリス(アヤメ)、ヴァイオレット(スミレ)、アンブロックス、シダーウッド、サンダルウッド、パピルス、レザー、ムスク、他

発表年:2011年

調香師:不明

対象性別:ユニセックス

「SANTAL33(サンタル・33)」は、カウボーイが広大な大地で、優雅にタバコをふかしている光景をイメージしてつくられたウッディノートの香り。

つけたての香りは、西洋のサロン・ド・テで振舞われる高級グリーンティーのような、質の良いグリーンの香りが漂います。

それが時間が経つごとに一転、柔らかく優しい甘さに変化していきます。

といってもフローラルやグルマン系の甘さではなく、石鹸に近いふわっとしたスイートさ。

何層にも香りが重なってるイメージがあり、ラストノートで香るウッドのハーモニーに「SANTAL33(サンタル・33)」の一番の特徴が表れています。

カウボーイと聞くと、何だか古めかしいウエスタン映画を思い出してしまいますが、この香りはもっと、自然を愛し自己をけん制していくような優しく風情のある香り。

浮き足立った雰囲気は微塵もなく、都会で暮らしながらもオンとオフの上手な切り替え方を知っている、そして“大人の遊び方”を熟知している、そんなスマートで快活な男女をイメージさせるものです。

サンダルウッドをベースにたウッディー・スパイシーなラストノートは、かっこよさもあり、抑えた色気、深みがあって、ミステリアスなムード。

「SANTAL33(サンタル・33)」は、トップからラストへ香りの変化が大きいオードパルファムでもあります。

そして香水名の横にある数字は、配合されている香料の数になります。「SANTAL33(サンタル・33)」では33個の香料が配合されて出来ているということになります。

その幾重にも重なった香料が、“他にはない香り”として『LE LABO(ル・ラボ)』人気を押し上げているのです。

キャラクターの違いによる“他にはない香り”と言える香水は多く存在しますが、『LE LABO(ル・ラボ)』はまた毛色が違います。

そのため、一度『LE LABO(ル・ラボ)』の香りを知ってしまった人が「もう他の香水では物足りない」と語るのも明らかなことです。

今どきで、さりげないお洒落を演出できる

出典:『LE LABO(ル・ラボ)』公式インスタグラムより

『LE LABO(ル・ラボ)』の香水は賦香率が高い(濃度が濃い)ものが多いので、朝に一吹きするだけで夜まで香りを楽しむことができます。

もちろん今回の「SANTAL33(サンタル・33)」も持続性があります。

比較的メンズ寄りの香りではありますが、女性がまとえばものすごくカッコいい、媚びない色気を身にまとうことができます。

繊細でクールな感性を持つ、お洒落なショップスタッフの方や美容師さんのイメージです。

逆に、例えば体育会系の男性の方で、「柔和さと洗練さ」の雰囲気を身に着けたい方にもこの「SANTAL33(サンタル・33)」はおすすめ。

経営者の方がまとう香水としてもすごく素敵だと思います。

近寄りがたさを無くしてくれ、時代の流れに敏感な“モード感”もさりげなく演出してくれることでしょう。

年齢、性別、季節とどのシチュエーションにも馴染む万能型香水でもあります。

強く香るわけではないのに軸はとてもしっかりしていて、一日中気持ちの良い香りを周囲に与えることができると思います。

どちらかというとヨーロッパではない都市、ニューヨークやロサンゼルス、東京、上海といった近代的な大都会にマッチする香り。

いつまでも香っていたくなる、上質で小粋な1本です。

まとめ

『LE LABO(ル・ラボ)』の魅力は、選りすぐりの原料から作られた出来立ての新鮮な香りをその場で購入できること。

香水には、香りを全面に押し出す楽しみ方の他に、自分だけで楽しみたいという方法もあります。そして香りに興味がない方にこそ、『LE LABO(ル・ラボ)』の香水を一度試してみてほしいと思います。

香水の先入観を良い意味で裏切る香りでもありますし、その場で調香してもらえることでもっともっと香りに親近感が沸くでしょう。

体温や肌の具合などで100人中100人全て違う香りがするという「SANTAL33(サンタル・33)」。

ベーシックに普段使いできるフレグランスとして、お気に入りのラインナップに加えてみてくださいね。