今、日本を中心とした世界で、メゾン マルジェラの香水シリーズ「レプリカ」の人気が高まっています。

ファッションの方も、以前から大変な人気を誇っていたメゾン マルジェラ。

もともとは1988年にベルギー出身のデザイナー、Martin Margiela(マルタン・マルジェラ)が創設したラグジュアリーブランドです。

香水ラインである「レプリカ」は2010年に初めて発表され、「Lazy Sunday Morning(レイジー サンデー モーニング)」の大ヒットを受けてそのブランドネームが世界に広く伝わりました。

ここ最近では大手ファッションブランドが打ち出すフレグランスのなかでも特に洗練された香りが多くて、勢いのある印象です。

このシリーズは時や場所を超えた、さまざまな“シーン”の香りを展開するもので、香りが人々の潜在意識に語りかけ、記憶やムードを呼び覚ますことをコンセプトにしています。

例えば、1番人気の香り「Lazy Sunday Morning(レイジー サンデー モーニング)」でイメージされているのは、“イタリア・フローレンスの清々しく晴れた日曜の朝”。

「Flower Market(フラワー マーケット)」は、“活気に満ちたパリのフラワーマーケット”、そして「Coffee Break(コーヒー ブレイク)」は、“凍るような冬のストックホルム”となります。

このようにそれぞれの“シーン”を香りで再現することで、まとう人の記憶を呼び覚まし、旅のイメージを具現化することができるのです。

今回ご紹介するのは、そんな「レプリカ」から2021年秋に発売された「Autumn Vibes(オータム バイブス)」です。

秋のはじまりは、洋服だけでなく香水も衣替えしたくなりますよね。

暑い夏が終わりやっと過ごしやすくなる秋。

そんな澄んだ空気にぴったりの「Autumn Vibes(オータム バイブス)」をご紹介します。

秋のモントリオールをイメージした「Autumn Vibes(オータム バイブス)」

「レプリカ」ラインに加わった「Autumn Vibes(オータム バイブス)」の原点となる場所は、カナダ・ケベック州の都市モントリオールです。

そしてこれはウッディー&スパイシーなノートにより、赤やゴールドに輝く錦秋(きんしゅう)の森を再現しているのだそうです。

“歩道に敷き詰められた落ち葉に足を踏み入れるたび、カサッと乾いた音や、パキッと小枝の割れる音がする。そして澄んだ空気にその音が響き渡る”…秋の森を想像すると、そんな情景がくっきりと浮かんできますよね。

「Autumn Vibes(オータム バイブス)」はそれだけでなく、「自然と一体になれる心地良さ」、「アウトドアを楽しむ穏やかな秋のひと時」も再現されているのだとか。

秋と言えば空気もスッキリ、気温も天気も心地よく心身が元気になる頃です。

「Autumn Vibes(オータム バイブス)」はまさにそんな気持ちまでも表しているようで、森林のクリーンな香りと大地のどっしりした香りが混ざる素敵な1本。

では次で香りの構成をご説明したいと思います。

レプリカシリーズ一のウッディノート。森の空気を感じられるオードトワレ

Autumn Vibes(オータム バイブス)オードトワレ

トップノート:ピンクペッパー、コリアンダー、カルダモン

ミドルノート:オリバナム、ナツメグ、キャロットシード

ベースノート:シダーウッド、モス、バルサムモミ、ラブダナム

発表年:2021年

調香師:不明

対象性別:ユニセックス

「Autumn Vibes(オータム バイブス)」は、森林の息吹が感じられるウッディ&スパイシーノートです。

トップノートはピンクペッパー、コリアンダー、カルダモンとスパイスの三重奏で始まります。

ところがスパイスだけ…ということはなく、ミドルノート以降のウッディノートも序盤からうっすら存在感を発揮しています。

つまり森林の香りにスパイスが混じることで、森の木々が緑から赤や黄色、黄金色にビビットに変わっていく様が上手く表現されています。

ミドルノートではオリバナム、ナツメグ、キャロットシードの若干香ばしい香りが。

先のトップノートをさらに彩り、秋が「深まる」様子がここで感じられます。

ラストノートではいよいよ大地のぬくもり・心地よい森の空気を感じさせる、ウッディノートのオンパレードが始まります。

ここでは「紅葉の森を散策している」ようなイメージがあるため、深いリラックス感をたっぷりと感じ取ることができます。

肌の上でそう感じられるのは、何とも贅沢なことかもしれません。

木の香りは本当にリアルで、樹木を切った時の匂いにも似ています。

ウッディノートは多くの方が「落ち着く香り」と言いますが、「Autumn Vibes(オータム バイブス)」もメゾン マルジェラの「レプリカ」シリーズで一番ウッディノートが冴え渡る香りと言って良いでしょう。

時間が経つと、メゾン マルジェラ特有の残り香もします。

高級感と残像がまざまざと残るラストノートで、人気オードトワレである同じラインの「ファイアープレイス」にも似ています。

以上のことからも、秋にぴったりなフレグランスといって間違いありません。

やや男性寄りのフレグランス。季節はやっぱり秋

「Autumn Vibes(オータム バイブス)」は、ユニセックスフレグランスではありますが、そのウッディ&スパイシーさからやや男性寄りのオードトワレと言えます。

季節は名前にもあるように、やっぱり秋が一番よく香る季節となるでしょう。

ただ初夏や真夏を避ければ、ウッディ好きの方には冬でも春でもまといたいフレグランスです。

特に心が落ち着く、というのは「Autumn Vibes(オータム バイブス)」の香りの特徴でもあります。

そのため人と会う時よりも、家などリラックスしたい時にまといたくなります。

お部屋からこの香りが香ってきたら本当に素敵ですね。

年齢層は20代後半から40代の方に。

オフィスでもOKな香りなので、長く愛用できるかと思います。

女性では甘くない香りを好む方、フローラル系が苦手な方などにお勧めです。

いずれにしても、香りから秋気分になれる「衣替え香水」として、気持ちを一新できる素敵なオードトワレとなっています。

まとめ

ありそうでない、秋をイメージしたフレグランス。

ウッディノートはたくさんありますが、今回のオードトワレは紅葉の深みを感じられる、とても個性的な香りです。

キツネ色の液体もすごく綺麗で、インテリアの一部としても重宝しそうですね。

個性的な“森林の香り”をお探しの方、「レプリカ」ファンの方はぜひチェックしてみてください。