日頃からコーヒーを飲むのを習慣化している人もいるのではないでしょうか。

朝、起きてすぐに飲むと頭がすっきりしますし、集中できないときにコーヒーを飲む人もいるのではないでしょうか。

コーヒーはさまざまな効能があると言われていますが、体臭の予防にも繋がると言われています。

ただし、コーヒーの飲み方を間違えてしまうと、逆に体臭の原因になってしまうことも…。コーヒーを飲むと体臭を予防できるのか解説していきます。

コーヒーを飲むと体臭が予防できる?

適度な量のコーヒーであれば、体臭の予防につながるといわれています。

適度とは1日2杯前後になり、多くても4杯程度です。

コーヒーを飲むと体臭が予防できるのは以下のような理由が関係しています。

・クロロゲンの抗酸化作用

コーヒーの褐色色は“クロロゲン酸”が多く含まれているためです。聞き慣れない成分かもしれませんが、ポリフェノールの一種になり、高い抗酸化作用が期待できます。

体臭の原因の一つに、皮脂量が増加したことによる「皮膚の酸化」が関係していると言われています。

汗そのものに臭いはないものの、酸化し状態が悪くなれば悪臭を惹き越します。

クロロゲン酸は、臭いを防ぐためコーヒーは体臭効果が期待できるといわれています。

・老廃物を排出してくれる

コーヒーを飲むと体臭が予防できる理由に、コーヒーのなかにあるカフェインも関係しています。

カフェインは腸の働きを促す働きがあり、便秘の解消にもつながるといわれています。

偏った食事や生活習慣の乱れで便秘になってしまう人も少なくありません。

便秘をそのままにしていると、老廃物や有害物質が体内に蓄積されてしまいます。

その後、血液中に広がっていき、汗として体外に排出され体臭の原因になります。

コーヒーを飲むと、便秘を解消してくれるケースもあるため、体臭の予防につながると考えられています。

・高いリラックス効果がある

コーヒーの香りを嗅ぐと、ほっと心が安らぐ人も多いのではないでしょうか。

コーヒーの香りには癒し効果があると言われています。日々の生活のなかで過度なストレスを感じていると、体臭が強くなると言われています。

気持ちが安定しないときや、強いストレスを感じているときにコーヒーを飲むと体臭予防にも繋がります。

疲れているな…と感じる時は、コーヒーを飲みながらほっと一息つく時間があってもいいと思います。

コーヒーを飲むと体臭が強くなると言われているのは?

コーヒーは体臭を予防してくれると言われているものの、間違えた飲み方をしてしまうと体臭が強くなる可能性も高くなります。

コーヒーが好きでついつい飲みすぎてしまっている人もいるのではないでしょうか。

1日4杯以上のコーヒーを習慣化させている人や、コーヒーがないと落ち着かない人は、少し飲みすぎてしまっているかもしれません。

コーヒーを飲むと体臭が強くなるのは、以下のような理由が考えられます。

・肝機能を低下させてしまう

コーヒーは肝臓機能を促進する働きもありますが、飲みすぎると機能の低下の原因となります。

体質によっても変わってきますし、どんなにコーヒーを飲んでいてもそこまで影響が出ない人もいます。

肝臓に過度な負担をかければ機能の低下を引き起こし老廃物が体内に蓄積されてしまいます。

老廃物は血液中に広がるため、汗として外に出るときに体臭となってしまうこともあります。

また、コーヒーの飲みすぎで胃の不調を引き起こしてしまうと体臭や口臭の原因となってしまうこともあります。

特にブラックコーヒーのままで飲む人は肝機能への負担も考え、量を調整しなくてはいけません。

・皮脂の分泌量が増えてしまう

コーヒーのなかに含まれている覚醒作用のカフェインが、体臭に関係してしまうこともあります。

カフェインは交感神経を刺激するため、皮脂の分泌量を増やしてしまいます。

コーヒーを飲むようになってから、肌の調子が悪くなったと感じている人もいるかもしれません。

コーヒーを淹れたときに浮いているのが油になり、皮脂の酸化を促してしまうこともあります。皮脂が酸化すると臭いが強くなってしまう可能性があるのです。

・コーヒーが自律神経を乱してしまう

コーヒーを飲むことで自律神経のバランスを乱してしまうことがあります。

カフェインは交感神経を刺激する効果があるのですが、過剰に働きすぎてしまいバランスを崩してしまうことがあります。

コーヒーのカフェインには覚醒作用があるので、飲む時間によっては睡眠に影響してしまうことも考えられます。

ベッドに入ってもなかなか寝付けず、朝起きても疲れがとれなくなっている人もいるかもしれません。

眠れないと内臓の低下にもつながり、腸内にガスが溜まりやすくなってしまいます。

睡眠の質が低下すれば、ストレスの原因となることもあります。コーヒーを夕方以降は飲まないなどルールを決めておかないと、体臭の原因となってしまうこともあります。

コーヒーが体臭の原因にならないための改善策

コーヒー好きな人にとって、体臭になるといわれてもいきなり飲まない生活は考えられないと思います。

コーヒーを飲んでも体臭の原因にならないように改善策を紹介します。

・口が乾かないようにする

コーヒーを飲む人のなかには水をほとんど飲まない人もいるかもしれません。

コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用もあるため、尿として水分を排出してしまいます。

水が不足すると口のなかが乾き、口臭の原因にもなってしまいます。

またコーヒーのなかに砂糖やミルクを入れて飲んでいる人もいると思います。

口のなかに残ると菌の繁殖を促すことになってしまいます。コーヒーを飲んだ後はコップ一杯の水を飲むこと、軽く口のなかをゆすぐと気になる臭いを防ぐことになります。

・空腹のときはコーヒーを飲まない

コーヒーを飲むときは食後にしましょう。コーヒーは胃酸の分泌を促してしまうため、空腹で飲んでしまうと胃酸が上がってきてしまうこともあります。

胃や肝臓にも負担をかけてしまうので、食後にコーヒーを飲むようにして負担を減らせるようにしましょう。

空腹時に飲むと、胃荒れの原因となってしまうこともあるので注意しましょう。

朝起きてすぐにコーヒーを飲む習慣がある人も軽く口に含んでから飲むようにしましょう。

・コーヒーを飲みすぎない

1日2杯程度のコーヒーであれば、そこまで気にしなくても問題ありません。

ただ、飲みすぎてしまっている人の場合、コーヒーの量を減らすようにしましょう。

またコーヒーを飲まない日を作るなど、胃腸に負担をかけないように調整してください。

コーヒーは中毒性があるので、つい飲みすぎてしまう人もいます。また、飲む時間は夕方までと決めて、睡眠に影響しないように気を付けましょう。

睡眠の乱れは悪臭につながってしまう可能性があります。

体臭が気になるときは日常生活も見直そう

コーヒーで体臭が気になる人は、日常生活も見直すようにしましょう。

・適度な運動で汗をかく

・お風呂に入る

・汗はそのままにしない

・バランスのいい食事を心掛ける

などを見直すことで体臭の改善につながることもあります。コーヒーと合わせて日常生活を見直し、体臭を減らしていきましょう。

まとめ

コーヒーを飲み方によって、体臭の予防にも原因にもなってしまうことがあります。

水分をとるのはもちろん、水を飲みつつコーヒーがそのままにならないようにしていきましょう。

コーヒーと上手に付き合いつつ、体臭を防ぐことが大切です。