丸いボトルが目印の『CHANEL(シャネル)』の「CHANCE(チャンス)」は、2002年の発売以来、大変な人気を集めているフレグランスです。
現在は「CHANCE(チャンス)」「CHANCE EAU FRAICHE(チャンス・オー・フレッシュ)」「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」「CHANCE EAU VIVE(チャンス・オー・ヴィーヴ)」の4つの展開があります。
このシリーズは、『CHANEL(シャネル)』の香水は“マダム向け”といった固定概念を覆すものであり、その名のとおり若い女性に“チャンス”を与える香り。
円形のボトルも画期的で、宝石をイメージして作られました。
『CHANEL(シャネル)』と人気香水といえば、「CHANEL No.5(シャネル・ヌメロサンク)」や「BLEU DE CHANEL(ブルー・ドゥ・シャネル)」が筆頭に挙がりますが、実は日本でベストセラーとなっている香りが、今回ご紹介する「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」なのです。
この「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」は、2019年にオードパルファムとして新たに仲間入りを果たしました。
これまでオードトワレとして親しまれてきた香りですが、『CHANEL(シャネル)』の専属調香師、オリヴィエ・ポルジュが新たに香りを再解釈し、“かつてないほどフェミニン”なフローラルノートを作り出しました。
日本で最も愛されている『CHANEL(シャネル)』のレディス香水を詳しくご紹介したいと思います。
柔らか、そして軽快なリズムのフルーティ・フローラルノート
出典:『CHANEL(シャネル)』公式HPより
CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)オードパルファム
トップノート:グレープフルーツ、マルメロ
ミドルノート:ジャスミン、ローズ
ラストノート:ホワイトムスク
発表年:2019年
調香師:オリヴィエ・ポルジュ
対象性別:女性
「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」の“タンドゥル”は、フランス語で「優しい」「柔らかい」を意味します。
『CHANEL(シャネル)』の大ヒット作「CHANCE(チャンス)」をより現代風にアレンジした香りで、ローティーンからまとえるので、“ファースト・シャネル”としても最適の1本です。
トップノートは、グレープフルーツのビターなシトラス感が鮮やかに弾けます。そこにマルメロの、リンゴと西洋梨を合わせたようなジューシーな香りが広がります。
マルメロはギリシャではアフロディーテの「聖なるフルーツ」とされており、リンゴのような淡い香りと、洋梨の芳醇さをあわせ持った香りが特徴的。
フレッシュなトップノートですが、ヨーロッパ的なエレガンスもあり、まるで朝にいただくフルーツのように、優雅で輝いています。
そして『CHANEL(シャネル)』といえば、やはりジャスミンとローズなしには語れません。ミドルノートは、この二つのフローラルの共演となります。
うっとりするようなジャスミンとローズの香りに支えられたミドルノート。
とても力強くフェミニンではありますが、“マダムっぽさ”の原因となるパウダリーさはここでは排除されています。
全体を通して鼻通りが大変心地よく、オリジナルの「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」オードトワレタイプよりもローズをしっかりと感じることができるでしょう。
ラストノートはホワイトムスクをメインに感じる、柔らかい香りです。
とはいえしっかりとした重さがあり、『CHANEL(シャネル)』らしい上品さが漂います。
チャンスをアグレッシブに掴みに行く、というよりも、やってきたチャンスを真摯に受け取る、というような謙虚さ、奥ゆかしさも秘めています。
むしろこの香りをまとっていれば、自然とチャンスが舞い込んでくるかもしれません。
そんな千載一遇のチャンスを引き起こすよう、私たちをいつも笑顔に、麗しくいさせてくれるオードパルファムなのです。
優しく記憶に残る香り
出典:『CHANEL(シャネル)』公式インスタグラムより
「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」は、「古臭い」「香りがキツイ」といった『CHANEL(シャネル)』香水に定着したイメージを払拭するものです。
10代後半から20代の女性が、『CHANEL(シャネル)』というハイブランドをより身近に感じることのできるオードパルファムなのです。
もちろん『CHANEL(シャネル)』に身を包まなくとも、どんなファッションにも「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」は似合います。
むしろこの香水1本で、いつもの装いをワンランクアップすることも可能です。
ファースト・フレグランス、ファースト・シャネルとして最適な香りで、同ブランドの人気香水、『ALLURE(アリュール)』がお好きな方の“2本目”としても良いかもしれません。
いずれにしても、「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」は“清潔感”がキーワードとなります。
周囲の人に好感を持たれ、チャンスを引き寄せるこの香り。常にアンテナを張っているような、好奇心旺盛な若い女性にぴったりです。
特に10代後半から20代、30代前半の女性に良く似合うでしょう。
“人生のドラマ”を経験するであろうこの年代、チャンスもたくさん転がっていますよね。
香りとは侮れないものです。
眺めることも触れることも出来ない香りですが、記憶を呼び覚まし、感情を高める力を持っているのは明らかです。
「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」のタンドゥルが「優しい」「柔らかい」と意味するように、皆さまの記憶にいつまでも優しく残ることでしょう。
まとめ
「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」は、好感度抜群なフルーティ・フローラル香水です。
従来のオードトワレタイプよりもローズの存在をしっかりと感じることができ、華やかな雰囲気をまとえるでしょう。
すれ違いざまに振り向かれるような、美人香水です。
「CHANCE EAU TENDRE(チャンス・オー・タンドゥル)」で幸せを引き寄せてみましょう。