口臭は自分で思っている以上に相手に気付かれているものです。なかには指摘されて自分の口臭に気付くことも少なくありません。

人にはそれぞれにおいがありますし、不快な気持ちにさせてしまうものもあります。

口臭がどの程度なのか気軽に調べられるのが「口臭チェッカー」です。接客業で人と話す機会の多い人や、口臭が気になっている人にとっても1本持っていると便利なアイテムです。

おすすめの口臭チェッカーを紹介します。

口臭チェッカーとは

口臭チェッカーは、口臭のもとになる揮発性硫化物を測定し判断するものです。

おもにメチルメルカプタンや、ジメチルサルファイドに反応して口臭レベルを確認します。

歯科医院で使用している口臭チェッカーに比べると精度は下がってしまいます。

一般向けの口臭チェッカーは持ち運びできるコンパクトなサイズ感であること、吹き込み口に息を吹きかけるだけで簡単に測定できます。

自分でビニール袋のなかに息を吹きかけて口臭を確認するなどの方法もありますが、主観的なものになりますし曖昧になるのでわかりにくくなってしまいます。

口臭チェッカーは1000円代から購入できますし、高くても5000円前後です。主流派ハンディタイプで、ボールペンのような仕様のものもあります。

ただし、さまざまなブランドから口臭チェッカーが出ていますが、不快なにおいにのみ反応するものは今のところないようです。

また、においが強すぎるものもエラーなどの表記が出てしまい口臭を正確に測れないこともあります。

自分の口臭は思っている以上に気付けないものです。正しい使い方を知れば、ある程度どの程度のにおいがするのかを知るきっかけにもなります。

また、口臭の有無を健康のバロメーターとしている人もいるので、毎朝口臭チェッカーを使って口臭を確認している人もいます。

口臭チェッカーの活用方法

口臭チェッカーは使い方次第でさまざまな活用方法があります。口臭は気になっていても相手に指摘できるものではないからこそ、エチケットとしての管理も欠かせません。

おすすめの活用方法について紹介したいと思います。

・身だしなみとして使う

口臭を確認することは、身だしなみでもありエチケットとして欠かせないものです。

例えば仕事で会議や商談など人と話すときや、接客業でお客さんと近くで話す人は口臭がしていないかどうか確認する必要があります。社会人としてのエチケットとしても、口臭まで意識ができている人は少ないと思います。

口臭チェッカーで、においが検出されてしまったときは、いつもよりの念入りに歯磨きをする、マウスウォッシュや舌磨き、タブレットなどを使い口臭対策を行うようにしましょう。

ガムを食べて唾液を促す方法もあります。人と会う前のエチケットの一つとして、口臭チェッカーを習慣化させておきましょう。

・体調管理の一環として使う

口臭チェッカーは、朝起きてすぐに使うのがおすすめです。唾液の分泌量が少なくなり乾燥しているからこそ口臭が発生しやすい状況です。

そのため、一日の中でも最も口臭が強く感じられるのが朝だと言われています。

毎朝測定するのを習慣化させておくと、その時の体調の変化にいち早く気付ける場合もあります。

いつもはにおいのレベルが低いのに、いきなり高くなったときは、何か体に不調が起きている可能性もあります。

慢性的に口臭のにおいが出てしまうときは、歯や口腔内の状況を確認したほうがいいかもしれません。体調管理として、口臭チェッカーを使うのはおすすめです。

忙しい朝でも短時間で測れるので、そこまで負担に感じることもないと思います。

口臭チェッカーを選ぶ時のポイントは

口臭チェッカーにもいろいろな種類があります。

選ぶ時のポイントを紹介したいと思います。

・音がするものとしないもの

口臭チェッカーをどのタイミングで使うのかによっても変わってきますが、測定時に音がするものとしないものがあります。

外出時に使うのであれば、操作音が大きなものでなく控えめのものや、バイブレーションで計測開始や終了を教えてくれるものだと安心です。

・測定時間の長いものと短いもの

口臭チェッカーは測定にかかる時間にも違いがあります。10秒以内の短い時間で測定できるものもありますし、なかには15秒以上の時間がかかるものもあります。

瞬時に測るのであれば短時間のものがいいですが、精度の高さで選ぶ場合は測定にある程度の時間がかかるものをおすすめします。

・口臭レベルの測定結果がわかりやすい

口臭チェッカーによっても、測定結果の表示方法が変わります。ランプの点滅回数で教えてくれるものもありますし、イラスト式になっていて一目見て口臭レベルがわかるものもあります。

口臭レベルの段階も種類によって変わります。できるだけ正確に細かい口臭レベルが知りたいと思っている人は、測定結果の表示方法についても確認しておきましょう。

口臭チェッカーおすすめ5選

口臭チェッカーおすすめ5選を紹介します。

・タニタ ブレスチェッカー

携帯しやすいコンパクトサイズの口臭チェッカーになり、測定結果はバイブレーターとLEDでお知らせしてくれます。

外出中でも使いやすい事、6段階で測定してくれるのでより詳細に口臭の状況が確認できます。息をふきかけるだけで使えますし、健康をつくるタニタの製品だからこそ安心して使えるアイテムです。

・ブレスチェッカーHC-150MPK

タニタの口臭チェッカーのなかでも、自宅をメインに使う人におすすめです。見た目がピンクでかわいらしいことはもちろん、手のひらに収まる小さなサイズ感です。

操作性が高く9秒と短時間で口臭を測定できます。音も小さく操作音が気になる人にも安心です。グリーンやブルーなどの色の展開もあるので、好みで選べるのも嬉しいですね。

・サンコー ポータブルニオイチェッカー3

上位モデルとして製造されているおのになり、5秒ほど息を吹きかけるだけ5段階で口臭レベルを表示してくれます。

シンプルな仕様であること、カバンにいれやすいコンパクトサイズで持ち運びの不便さもありません。初心者にもおすすめのアイテムです。

・サンコー ボールペンde口臭チェッカー

ペン型の口臭チェッカーになるので、場所を問わずにどこでも使えます。

5段階まで数値を測れる事、USBの充電式になり60分の充電で115回前後使えます。

本物のボールペンとしても使えるので、会議中に使いたいときにも便利です。

・オーム電機 HB-KB01-W 07-8991 口臭チェッカー

コンパクト設計で、たった一息で口臭が測定できます。5段階表記になり使い方もシンプルな仕様で簡単に使いこなせます。

反応もしっかりとしていて正確な口臭を調べられます。精度の高さにも定評があります。

口臭チェッカーの注意点

口臭チェッカーの注意点として、口臭の有無は調べられますが、その原因を特定するものではありません。

歯科医院など精密なものになると、においの成分から口臭の原因を判別できます。原因を知りたいときは、より精密に調べられる病院を受診するのをおすすめします。

また、口臭チェッカーを使う前に強いにおいのマウスウォッシュを使ってしまうと、それに反応してしまうこともあるので、使うタイミングに注意するようにしましょう。

まとめ

口臭チェッカーを使えば、毎日の体調管理にも役立ちます。意外と知らない自分の口臭と向き合うきっかけにもなりますし、エチケットとしても口臭測定を習慣化しておきましょう。