今回は、パリジェンヌに大人気の香水ブランド『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』から新作「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」をご紹介します。

『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』をご存知ない方も多いかと思いますが、ヨーロッパでは毎回新作香水がトレンド入りするなど、かなりの人気香水なんです。

もともとはアメリカ人のファッションデザイナー、NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)氏が創設したファッションブランドです。

カルバン・クラインやダナ・キャランでキャリアを積んだ彼は、1998年に自身の名を冠したブランドを立ち上げ、そして2004年には香水の販売をスタートしました。

実は大の「ムスク好き」として知られるNARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)氏。

ムスクといえば古くから「媚薬効果」のある香りとして珍重されていましたが、今日でも「セクシーな香り」、「フェロモン香水」として多くのフレグランスに用いられています。

そんな彼の手掛ける香水は全て、エレガントながら官能的なムスクの香りが主体です。

ということで、セクシーさを求めるパリジェンヌにとって『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』の香水はとてもポピュラーなんですね。

2020年9月に新発売となった「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」は、ラインのなかでも夏のバカンスにぴったりなアンバーフローラル・ウッディノート!

陽光に輝く肌からインスピレーションを受けた、その香りを詳しくご紹介していきましょう。

アンバー色の香り、黄金に輝く女性の肌をイメージ

https://www.instagram.com/p/CNb4ZFWpz00/

出典:『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』公式インスタグラムより

NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)

トップノート:ティアレ、イランイラン

ミドルノート:アンバーアコード、ムスク

ラストノート:バニラ、シダーウッド

発表年:2020年

調香師:オーレリアン・ギシャール

対象性別:女性

調香師のオーレリアン・ギシャールは、陽の光に照らされて光り輝く「女性の肌」にインスピレーションを受けたと言います。

「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」は、ナルシソシリーズでは最も温かく、輝かしいアンバーノートの香り。アンバー好きの方には必見、と言えるべき1本です。

まずトップノートはハワイやタヒチでよく見られる白い花、ティアレの初々しい甘さからスタート。ティアレとは、プルメリアにも似た南国特有の可愛らしいお花です。

ウエディングフラワーとも呼ばれるティアレの花言葉は、「幸せすぎてこわい」。

つまり、こわいほど幸せな花、幸せの最上級を表す花として親しまれているのです。

そこにエキゾチックなイランイランの香りがプラスされることで、より華やかに。

トップノートとしては「爽やかさ」よりも「華やかさ」や「ハッピーオーラ」の印象の方が立っています。

「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」におけるこの二つの花の組み合わせは、フローラル系のトップノートのなかでもかなりリッチでふくよか。そして蜜のような甘さがあります。

潤いのある女性、恋をしている女性、満たされている女性。

そんな、ポジティブでハッピーなムードが伝わってくるトップノートです。

次に来るミドルノートは、『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』がどれほどムスクに魅せられているかが分かる、切ないほどに美しいムスクノートが広がります。

本当にこの香りには「色」がついているよう。

冒頭でこのオードパルファムは「陽光に輝く肌からインスピレーションを受けた香り」とご紹介しましたが、これは午前中や正午の陽の光、というよりは完全に夕日のイメージです。

青い空が徐々に赤く染まっていく風景は身に染みるものがありますよね。

そして、真っ赤な太陽に照らされた女性の肌は昼間の趣とはまた違うものがあります。

黄金色に輝く肌。アンバー色の空。

ミステリアスな色気ではなく、健康的なセクシーさが光る女性のイメージです。(欧米では日焼けした女性がセクシーとされています。)

そんなアンバーとムスクの人肌めいた香りは、女性の温かさや寛大さを表現しています。

最後のラストノートでは、ウッディ感はかなり控えめ。

先ほどのムスクがじんわりと余韻を残しており、ほんのりバニラの香りも漂ってきます。

全体を通してとてもなめらかな香りで、主張しすぎないムスクの程よい甘さも魅力的。

ライトで爽やかな香水とはまた違う、低空飛行の温かさがある1本です。

とはいえ、このラストノートはとてもエレガントで情緒的でもあります。カンパーニュのような、ゆったりとした時間と空間へと導いてくれ、日頃のストレスから解放されるような「抜け感」をも感じ取ることができるでしょう。

お休みの日やバカンス先でまといたい、温かな香り

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出典:『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』公式インスタグラムより

「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」でちょっと不思議なのは、都会にもリゾートにもはまらない、独特のアンニュイさがあるところです。

逆を言えば、まとう人のその時の気持ちによっては両方のシーンにいける香り。

ただビジネスモードの日よりは、オフタイムのお出かけ時にまとうべきオードパルファムと言えるでしょう。

この香りにはリラックスした感情や表情が似合います。

戦闘モードを切り替えて、タスクから解放されて。緊張感がほどけている時にこそまといたい、有閑的な香水です。

時として、リラックスした女性には色気が垣間見えるものです。

そんな時にこの「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」の香りがあれば、相乗効果となって一層魅力的に映るはず。

年齢層としては20代半ばから40代初めの女性におすすめです。

アンバーやムスクの温かな香りがお好きな方にとっては、一年を通してまとえる香水ですが、時刻は夕方以降が良いと思います。

特に夏のバカンスには最高のパートナーとなってくれることでしょう。

女性の内なる魅力を更に輝かせてくれる、「内面美容」的な香りです。

まとめ

艶のあるガラスキューブの、アイコニックなボトルの内側から放たれるアンバーカラー。

『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』の最新作「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」は、うっとりするような陽の光を注がれたフレグランスです。

この香りをまとえば、イライラした気持ちはスーッと落ち着き、なんだか心が温泉につかったようなポカポカ気分を味わえそう。

ムスクをこよなく愛する『NARCISO RODRIGUEZ(ナルシソ・ロドリゲス)』からの贈り物、「NARCISO EAU DE PARFUM AMBREE(ナルシソ・オードパルファム・アンブレ)」で輝く夏を迎えてくださいね。