普段から革ジャンをよく着ているという方や革ジャンをコレクションしているという方も多いでしょう。

ただ、その中で革ジャンの臭いが気になったことはありませんか?

今回は革ジャンの臭いを取る方法について、またその原因や日頃からできる対策についてもご紹介していきたいと思います。

革ジャンの臭いを取る7つの方法

では、さっそくですが革ジャンの臭いを取る方法について詳しくお話ししていきましょう。

【天日干しや陰干し】

まず挙げられるのが風通しの良い場所で、天日干しや陰干しをする方法です。

天日干しをする場合には、日焼けしてしまわないように短時間で済ませましょう。

陰干しをする場合には、長時間でもOKです。

紫外線には殺菌効果や消臭効果が期待できます。

ただし、雨の日など湿気の強い日は避けるようにしてください。

【新聞紙】

新聞紙は水分や臭いの吸収性が高いので、革ジャンの臭い取りにも効果的です。

革ジャンが入るような箱の中に新聞紙を詰めて、その中に新聞紙で覆った革ジャンを入れます。

革ジャンの中の臭いが気になる場合には、革ジャンの中にも新聞紙を入れておくといいでしょう。

その状態で箱の蓋を閉めて、数日待ちます。

臭いがなかなか取れない場合には新聞紙を交換して、また数日待ちましょう。

新聞紙も革ジャンも乾いた状態でおこなうのがポイントです。

【ホワイトビネガー】

ホワイトビネガーに含まれている酸も、革ジャンの臭いを緩和させてくれます。

ホワイトビネガーと水を1:1の割合で混ぜて、それをスプレーします。

一旦目立たないところにスプレーして異常がないかを確認してから、臭いが気になるところにスプレーして、クロスや柔らかい布で拭き取るようにしましょう。

その後はしっかりと乾かすことを忘れないようにしてください。

【レザークリームやレザークリーナー】

レザークリームやレザークリーナーというと臭い取りよりも、革そのもののお手入れのためのものというイメージがあるかもしれませんが、実はレザークリームやレザークリーナーにも臭いを緩和させる効果が期待できるのです。

やり方自体は普段のお手入れと同じです。

革ジャンについたホコリや汚れをしっかりと落とした上で、乾いたクロスや柔らかい布にレザークリーム、レザークリーナーをつけて拭いていきましょう。

【重曹】

掃除のときに大活躍の重曹も消臭効果が期待できます。

まずハンカチや不要になった靴下などの何かしらの布か、お茶っ葉を入れるパックに重曹を入れましょう。

それを革ジャンが入るような大きな袋に、革ジャンと一緒に入れます。

袋の口をしっかり縛って、数日放置します。

その後で陰干しをするとさらに効果的です。

【クリーニング】

革ジャンの臭いが気になる場合、クリーニングに出すのもひとつです。

ただし、通常のクリーニングではなく、革製品のクリーニングを専門におこなっている業者に依頼するようにしてください。

依頼前には、革ジャンを綺麗にしたいのではなく、あくまでも臭いを取りたいという旨を伝えおきましょう。

【新品の革ジャンの臭いが気になる場合はとにかく使う】

もし新品の革ジャンの臭いが気になる場合には、とにかく使っていくというのもひとつの方法です。

もともと新品の革製品には独特な臭いがありますが、それは使っていく中で自然と消えていくものでもあるのです。

そもそも革ジャンの臭いの原因は?

先では革ジャンの臭いを取る方法についてご紹介しましたが、そもそも革ジャンはなぜ臭うのでしょうか?

ここでは改めて革ジャンの臭いの原因について触れていきたいと思います。

【革製品本来の臭い】

革ジャンの臭いの原因としてまず挙げられるのが、革製品本来の臭いです。

これは皮を革へと加工するときの薬品の臭いになります。

先でも触れましたように、革製品本来の臭いは使っていくうちに自然と消えていく臭いではありますが、人によってはやはり気になってしまうこともあるかもしれません。

【汗の臭い】

次に挙げられるのが、汗の臭いです。

もともと革は汗の臭いを吸い込みやすいものです。

特に、革ジャンのように着用するものであれば、より汗の臭いを吸い込んでしまうでしょう。

【カビの臭い】

革製品はカビがつきやすいのですが、革ジャンは着用中に汗をかいたり、雨に濡れたりすることで特にカビが生えやすい傾向にあります。

カビが生えると、やはりカビ臭くなってしまいます。

シンプルなことではありますが、しっかりと乾かすことが大切です。

【日々の生活習慣で蓄積した臭い】

日々の生活習慣で蓄積した臭いで、革ジャンが臭くなっている場合もあります。

例えば、タバコを吸っている方であればそのタバコの臭いが革ジャンにつくこともあるでしょう。

香水をつけている方であれば香水の臭いが革ジャンに付着してしまうこともありますし、焼き肉やバーベキューなどの煙の臭いが革ジャンにしみ込んでしまうこともあります。

さらに、これらの臭いが混ざり合うことによって、より不快な臭いになってしまうこともあるのです。

日頃からできる革ジャンの臭い対策

では、最後に日頃からできる革ジャンの臭い対策についてもご紹介しておきましょう。

先では革ジャンの臭いを取る7つの方法をご紹介しましたが、その中の「天日干しや陰干し」「レザークリームやレザークリーナー」については日頃からできる革ジャンの臭い対策としてもこまめに実践していきたいところです。

それ以外で他にも臭い対策となるものが2つあります。

それが防水スプレーと裏地のお手入れです。

【防水スプレー】

今の日本は異常気象が当たり前なので、天気予報で晴れだと言っていても、本当に予期せぬタイミングで突然雨が降ってくることもあるでしょう。

天候ばかりはどうにもなりません。

ただ、革ジャンにとって雨というのは大敵です。

できる限り濡らさないようにするのが基本ではあるのですが、それにプラスして防水スプレーを使っておきましょう。

防水スプレーで表面をコーティングしておくと、やはり突然の雨に濡れたときでも革ジャンの状態が違ってきます。

【裏地のお手入れ】

もし裏地のあるタイプの革ジャンなら、裏地のお手入れもしておきましょう。

ただ、お手入れと言ってもそう難しいことではありません。

着用後は乾燥剤と一緒にハンガーに吊るして裏地をしっかりと乾かしておくといったことでOKです。

革に衣類用の消臭スプレーはNGですが、裏地だけであれば衣類用の消臭スプレーをするのもありでしょう。

ただし、革の部分にはスプレーがかからないようにする必要があります。

もし何をしてもまったく効果がないくらい裏地に臭いがついてしまっている場合には、裏地のみを張り替えてくれるようなサービスも検討していきましょう。

裏地がダメになってしまったからといって、革ジャンを処分してしまうのはもったいないです。

まとめ

今回は革ジャンの臭いを取る方法や革ジャンが臭う原因、日頃からできる対策についてお話ししました。

せっかくのかっこいい革ジャンでも、臭いがあるとその魅力が半減してしまいます。

着用するときも何とも言えない気持ちになるでしょうし、コレクションとしても扱いに困ってしまうこともあるかもしれません。

かっこいい革ジャンを魅力的なままにしておくためにも、大切な革ジャンをより長く、より良い状態で保っていくためにも、日頃から臭い対策を含めたお手入れをこまめに実践していきましょう。