ついお酒を飲みすぎてしまった…、そんなとき翌日のお酒臭さが気になることもあるのではないでしょうか。

なんとなく体から嫌な臭いがしている気がする、家族から「お酒臭い」と指摘され悩んでいる人もいるかもしれません。

飲み過ぎた翌日のお酒臭さを消すための、おすすめの方法10選を紹介します。

二日酔いでお酒臭さが残る原因は?

お酒を飲みすぎ二日酔いになると、どうして酒臭くなるのでしょうか。

これはお酒のなかに含まれるアルコールが、肝臓で分解され体外に排出することが関係しています。

アルコールを分解するときに、有害物質「アセトアルデヒド」が発生します。

本来であれば水に分解されて排出するため、お酒臭さが残ることはありません。

でも、お酒を飲みすぎてしまうと、肝臓の分解機能が追い付かなくなってしまい、血液中に溶け出してしまうのです。

そのため、二日酔いになるほど飲酒すると、皮膚も呼吸しているため翌日は体の全身からお酒臭さが出てしまいます。

家族から「お酒臭い」といわれるのはこれが理由だと思います。

お酒は体臭の原因にもなる?

お酒を飲む頻度にもよりますが、毎日飲んでいると口臭や体臭が強くなってしまうことがあります。

酒臭さとは違う臭いの系統にはなるのですが、不快なものには変わりません。お酒を飲むと血管を拡張させ汗をかきやすくなります。

皮脂やたんぱく質と混ざることで体臭になることもありますし、加齢臭やたばこ臭と混ざることもあります。

また、お酒を肝臓で分解するのも限界があります。飲みすぎで肝機能が低下していると、ドブのような臭いがしてしまうことも。お酒は体臭の原因になる可能性もあることを覚えておきましょう。

飲み過ぎた翌日にお酒臭さを消すおすすめの方法

飲み過ぎた翌日に仕事で大事な会議がある人や、デートの予定があるなどお酒臭いままで行くのはちょっと…なんてケースもあると思います。

特に会う相手が、ほとんどお酒を飲まない人だと、よりお酒臭さを強く感じてしまいます。

飲み過ぎた翌日にお酒臭さを消すおすすめの方法10選を紹介します。

  • 水分を多くとる

お酒を飲むと、発汗作用があり脱水しやすくなってしまいます。お酒を飲んでいるときはもちろん、翌日も水分を多めにとるようにしてください。

水を飲むと、臭いの原因であるアセトアルデヒドを早く分解してくれます。

水分がなくなり口内が乾燥することで、口臭の原因となることもあります。汗のにおいを薄めるためにも水分を多くとりましょう。

  • シャワーを浴びる

翌日残ったお酒臭さを解消するためには、翌朝シャワーに入るようにしましょう。

寝ているときにたくさん汗をかいています。分解しきれなかったアセトアルデヒドが排出され、毛穴から出ている状態です。

皮膚に付着したままになっていることもあるので、シャワーに入るだけでもさっぱりとしますし、臭いを軽減することにもつながります。

石鹸を使わなくてもシャワーで流すだけでも十分です。朝入るようにするとお酒臭さも解消されます。

  • デオドラントシートを使う

デオドラントシートを使って、首元や脇、体をこまめに拭くようにしておきましょう。

夏場に汗をすっきりさせたいと使う人も多いシートですが、二日酔いによる酒臭さが気になるときにも使えて便利です。

デオドラントシートは無香料から香り付きのものもあるので、好みに合わせて選ぶようにしてください。

サラサラ仕上げで皮脂を吸着してくれるものもありますし、消臭効果が期待できるものもあります。

翌日は、臭いが気になるときはデオドラントシートを使って拭くように用意しておきましょう。

  • ガムをかむ

お酒を飲んだ翌日は、口のなかにも臭いが残っています。また唾液が少なくなりがちなので、ガムをかむようにしましょう。

唾液は殺菌作用・浄化作用があるので、口のなかをきれいにしてくれます。ガムは気分転換にもなりますし、二日酔いの不快さを解消できます。

バックに忍ばせておいてもいいですし、気軽に手に入れやすいので便利です。ガムだけでなくブレスケアなどの口臭対策アイテムを使うのもおすすめです。

・緑茶を飲む

緑茶には消臭効果があるといわれています。これは緑茶のなかに含まれているカテキンやカフェインの効能によるものです。

緑茶は利尿作用もあるので、体内に残っているお酒を排出してくれる効果もあります。

緑茶でうがいする方法もおすすめです。注意点として、うがいをした緑茶はそのまま飲み込むようにします。

お酒臭さを早く体の外に出したいときは、緑茶を飲むようにしましょう。

・りんごを食べる

お酒臭さが気になるときは、リンゴを食べるようにしましょう。リンゴには消臭効果があり、抗酸化食材の1つです。

リンゴのなかに含まれているポリフェノールは、過剰な活性酸素を抑える効果があります。

特にリンゴの皮の部分にポリフェノールが多く含まれているため、体臭予防にもつながります。酒臭いときはリンゴをそのままでもいいですし、リンゴジュースを飲んでもかまいません。

  • マスクを使う

翌日にどうしてもお酒臭さが残ってしまうときは、マスクを使って隠す方法もあります。

風邪でもひいたかなと思われるので、自然と距離をおいてくれるようになります。マスクを使うことで酒臭さを周囲に知られにくくなります。

翌日を乗り切れば、お酒臭さも解消されていくので、緊急的な対策としてマスクを使う方法もあると覚えておきましょう。

  • お酒はほどほどに楽しむようにする

お酒臭さが翌日まで残るときは、明らかに飲み過ぎです。体にも負担がかかりますし、周囲にお酒を飲んできたことがバレてしまいます。

飲みすぎていいことは何もないので、お酒をほどほどに楽しむようにしておきましょう。

また、お酒を飲むときは空腹ではなく、軽くお腹に入れておくのがポイントです。肝臓に負担をかけないのも臭い対策に繋がります。

  • 歯を磨く

飲み過ぎた翌日は念入りに歯を磨き、舌についた汚れも落としておきましょう。

最もシンプルな酒臭さを解消する方法かもしれません。お酒を飲むと食べカスやアルコールが付着してしまうので、雑菌が繁殖しやすい状態になっています。

マウスウォッシュを使ってもいいですし、口のなかをさっぱりさせておくと、お酒臭さの解消にもなります。

舌をきれいにするのはブレスケアを使えば、職場でも酒臭さが緩和できます。

  • 消臭効果の高いサプリメントを飲む

お酒臭いときは、消臭効果の高いサプリメントを飲むのもおすすめです。即効性が期待できるものもあれば、飲み続けて効果が出るものもあります。

なかには腸内環境を整えてくれるものもあるので、お酒を飲む機会の多い人は消臭サプリメントを常備しておくといいかもしれません。

お酒臭さだけでなく、体臭にも効果的なのでトータルでケアできるのも特徴です。飲むだけで簡単なのも嬉しいですね。

まとめ

飲み過ぎた翌日のお酒臭さを解消する方法10選を紹介しました。楽しくてつい、飲みすぎてしまうこともあると思います。

お酒臭さをそのままにしていると、直接は言われなくても、周囲の人のバレてしまうかもしれません。

まずは、シャワーや歯磨きで酒臭さを消し、サプリメントや飲み物、食べ物で酒臭さを解消していきましょう。

体から出てくるお酒臭さと、口臭が原因となっている臭いもあります。いつもよりも念入りにお手入れすることで、お酒の臭いを早く解消できるようになります。