2020年秋、パリ発のサステナブルな香水ブランド『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』が日本上陸を果たしました。環境に配慮した製品作り、パーソナライズ可能な香りなど、時代の最先端をゆくラインナップが特徴です。

『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』は、フレグランスを愛してやまないパリジャン、Ludovic Bonneton(リュドヴィック・ボヌトン)によって2016年に設立されました。

小さい頃から嗅覚に敏感だったというLudovic Bonneton(リュドヴィック・ボヌトン)。

昔ながらの芸術的な香水を現代的な方法で蘇らせたい、という彼の願いから始まっています。

『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』の一番の特徴は、香りを自由自在に組み合わせて自分好みのフレグランスを作る「MIX&MATCH(ミックス・マッチ)」の方法!

名前も数字だけというシンプルさです。

フローラルやフルーティー、オリエンタル、グルマンなど10種類のフレグランスファミリー(香りの系統のこと/日本では9種類の展開)に分けられていて、単品使いはもちろん、複数の香りをミックスして使うことができるんです。

例えば、「101」と「302」を組み合わせて1つの“香水”とするなど、香りの着せ替えが可能に。3ケタの番号が香水のタイトルになっていて、百の単位はフレグランスファミリーを表し、下2ケタは発売した順番を表しているそう。とてもシンプルで分かりやすいですね。

さらに動物実験は行わず、サステナブルな環境で作られた香料を用いるなど、エシカルな活動にも力を入れているとのこと。

企業に対する信頼感と安心感を抱くことができます。お値段も30mlで5,940円と手ごろで、ユニーク&ユニセックスな香りも魅力なんです。

今回は、たくさんのラインナップから人気の香り「102」をチョイスしてみました。

10種のフレグランスファミリー

「いつも同じ料理や同じワインを選ぶとは限りません。美食家になるには訓練が必要です。それは嗅覚にも当てはまります。私にとって、本当の贅沢とはパーソナライズです」

と、創業者のLudovic Bonneton(リュドヴィック・ボヌトン)は語っています。

香りの世界をより深く堪能するためにも、まずはたくさん試して自分なりに分析することが大切だと感じさせてくれる言葉です。

そういった意味では、フレグランスファミリーごとにラインナップが整っている『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』は香りの知識を広げるのに最適かもしれません。

では10種のフレグランスファミリーをご紹介します。

・000番台(グレーのラベル)…コロン

・100番台(ライトピンクのラベル)…フローラル

・200番台(イエローのラベル)…フルーティ

・300番台(レッドのラベル)…アンバー&スパイシー

・400番台(パープルのラベル)…オリエンタル

・500番台(マゼンダのラベル)…グルマン

・600番台(グリーンのラベル)…ウッディ

・700番台(ブラウンのラベル)…アロマティック

・800番台(ブルーのラベル)…マリン

・900番台(ブラックのラベル)…スペシャルノート

この中から一つの香りを選んで着けるのももちろん可能ですが、複数を選んで「MIX&MATCH(ミックス・マッチ)」を楽しむこともできます。

中でも使いやすいのは、やはり100番台のフローラル。

特に今回ご紹介する「102」は、男女ともにまとえる爽やかなフローラルフレグランスとなっています。

102の魅力

出典:『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』公式インスタグラムより

102オードパルファム

トップノート:ベルガモット、コリアンダー、カルダモン

ミドルノート:ジャスミンティー、ヴァイオレット

ラストノート:ミモザ、オークモス、ムスク

発表年…2016年

対象性別…ユニセックス

軽やかなジャスミンティーとミモザがメインの「102」の香りは、とてもクリーンで幸福感に包まれています。

カジュアルな装いにぴったりで、気軽にまとえるところも魅力。

フローラル香水はフェミニンなものが多いのですが、この「102」はとても中性的です。

トップノートのコリアンダー、ラストノートのオークモスなど、所々にメンズのスパイスが効いているのがその理由かもしれません。

洗練された香りなので、600番台のウッディノートと合わせればメンズフレグランスとしても楽しめそうです。

今、時代の流れは、サステイナブルでジェンダーレス。

だんだんと華美な香水が姿を消している現代、代わって存在感を増しているのがこういったシンプルな香りなのです。

年齢層も、季節も、シーンも選びません。

強すぎない香りなので、オフィスにも連れていくことができます。最先端のパリの香水ということで、会話に花が咲くかもしれませんね。

香りも持続可能に

今日では、衣食住とさまざまな業界でサステナビリティ(持続可能)性が求められています。

もちろん香水業界もフランスを筆頭に始まっていて、『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』はサステナビリティにこだわるブランドの一つ。

外箱やボトルのラベルにはリサイクル紙を用い、原料なども全てフランス国内で調達することで輸送のエネルギーを削減しているそうです。

動物実験は行わず、防腐剤やバラベン、紫外線吸収剤なども一切使用していません。

こういった企業のエコ活動はもはや不可欠で、今の香水業界の主流となっています。

また、『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』の価格帯がそれほど高価でないことも魅力的です。15mlサイズが3400円、30mlが5400円、100mlが1万1700円(各税別)と手に届く値段も、他のブランドと一線を画すところなのではないでしょうか。

まとめ

リーズナブルながら、香水上級者も楽しめるクオリティを持つ『BON PARFUMEUR(ボン・パフューマー)』。

現在、日本でも首都圏エリアの4店舗のほか、百貨店、セレクトショップでの販売がスタートしています。

単品でも複数でも、自分好みにカスタマイズできる、アップカミングなパリの新香水をぜひお楽しみください!