愛用している腕時計の金属ベルトの部分から、なんだか嫌な臭いがして困っている人もいるのではないでしょうか。

なかには記念に奮発して購入した高級時計だからこそ、長く使いたいと考えている人もいると思います。

そもそもどうして金属ベルトの部分が臭ってしまうのか、その原因や消すための対策方法を紹介します。


腕時計の金属ベルトから嫌な臭いがする原因

なんだか腕時計が臭うな…と思うとき、大抵の原因は腕時計から出ていると言われています。

手にずっとつけているものだからこそ、臭いがあると気になってしまいます。

腕時計のベルトの素材によっても変わってきますが、金属ベルトの場合は細かい隙間が多いので、汗がしみ込んでしまい皮脂汚れが蓄積することによっておこるものです。

長時間つけているため、雑菌が繁殖しやすい環境になりカビを発生させることになります。

特に夏場など汗を大量にかくときは、汚れやすいため注意が必要です。また、金属ベルト部分から臭いがするときは、サビも一緒に起きている可能性があります。

ちなみに腕時計が革ベルトの場合、その内部に汗や皮脂がしみ込むことで臭いを発生させます。

なかに細菌やカビが出てきてしまい悪臭の原因となります。腕時計の匂いを発生させないためには、よく使う時計ほどメンテナンスをしっかりと行うことが大切です。

腕時計の金属ベルトの嫌な臭いを取る方法

腕時計の金属ベルトに臭いがついてしまうと、やっぱり気になるものですよね。

手につけるものだからこそ、顔の近くにもっていくことも多く、金属特有の臭いは強く感じるもの。

腕時計の金属ベルトの臭いをとる方法を詳しく解説したいと思います。

・中性洗剤を使って洗う

金属ベルトの腕時計の場合、まずは洗うときにベルトと本体を取り外すようにします。

時計によって取り外せないときは、ラップで包み水がかからないように注意するのがおすすめ。また、中性洗剤を使って、歯ブラシで優しく丁寧に洗っていくようにします。

また、水気が残っているとサビの原因になりますので、乾いた布を使って拭きとります。

その後、金属ベルトを風通しのいい場所に置き乾燥させるだけです。金属ベルトは、細かい部品も多いので隙間に水滴が溜まっていることも少なくありません。

乾燥に時間をかけるようにして、水分を残さないようにしていきましょう。

・超音波洗浄機を使って洗う

金属ベルトの汚れを取るときに、最も簡単なのが超音波洗浄機を使って洗う方法です。

専門店など1万円前後で購入できるので、長い目で見てもそこまで高いものではありません。

眼鏡屋さんの店頭などで見かけたものになるので、見かけたこともあると思います。洗浄があっという間にできること、金属ベルトであれば90秒程度でできます。

ベルトの段差や溝の部分についてしまった汚れも取り除けるので安心です。

細かい部分まできれいに掃除できますし、水を入れて浸けて待つだけで簡単に汚れが落ちます。

超音波なので、金属を傷める心配もなく臭いもしっかり取り除いてくれるのがポイントです。

時計の本数が多い人や、こまめにメンテナンスをしたい人にも使いやすいと思います。

・重曹を使って洗う

金属ベルトを洗うときは重曹を使うのもおすすめです。事前に隙間の汚れやゴミを爪楊枝で掻き出しておきます。

その後、ぬるま湯を用意してなかに重曹を入れ、優しく手洗いしていきます。

強くこする必要はなく、重曹の力のみで汚れを浮かせてきれいにしていきましょう。

その後、重曹が溝部分にも残らないようにしっかりとすすいでいきます。

柔らかいタオル等で水分を取り、自然乾燥させて完了です。重曹は食用でも使われるもので、人間の殻らに無害だからこそ安心です。

汗や香水の匂いもしっかりと取れるので嫌な臭いの解消になります。

ただし、ステンレス以外の金属だとサビてしまうリスクもあるので要注意。どんな材質でできている時計なのか確認しておくようにしましょう。

・入れ歯洗浄剤を使って洗う

こちらで洗うかどうかは、個人の判断にゆだねる部分もあると思います。

入れ歯用洗浄剤を使って、つけ置きするだけで金属部分の汚れがしっかりと取れます。ぬるま湯を用意して洗浄剤を入れます。

泡立ってきたのを確認したら、時計の本体は濡れないように固定して、金属ベルト部分だけが浸かるようにします。

15分程度時間をおいて、真水を使ってよくすすぎます。その後、柔らかい布を使い水分をとり、しっかりと乾燥させて完了です。

入れ歯用洗浄剤は発砲する力があるので、こすらずとも汚れがしっかりととれるのがポイントです。

意外な洗浄方法かもしれませんが、細かい部分まできれいになるので便利です。また、入れ歯用洗浄剤は、100円ショップなど気軽に購入できます。

・専用のクリーナーを使う

金属ベルトの場合、専用のクリーナーもあります。吹きかけるだけで錆や臭いの原因となる汚れをしっかりと落としてくれます。

濡れると壊れてしまうような時計でも使いやすいですし、専用のクリーナーならではの安心感もあります。

また、汚れを落とすだけでなく、再度汚染防止剤も含まれているので、汚れにくくきれいな状態を維持できるようになります。

長く使うものだからこそ、清潔な状態をキープしたいと思っている人もいると思います。

金属ベルトの腕時計を持っているなら、1本は予備としてもっていてもいいかもしれません。他の方法で落とせない汚れにも活躍してくれます。

それでも腕時計の金属ベルトの臭いがとれないときは

腕時計の金属ベルトの臭いを取る方法をいろいろ試してみても、臭いが取れずに困ることもあると思います。

その場合、本末転倒かもしれませんがベルトを新品のものに交換する方法もあります。

メンテナンスのことを考え防水や耐水性能がついているものにしておくといいかもしれません。

あとから防水スプレーを追加することもできるので、選ぶ時の参考にしてみてください。

また、腕時計の臭いや汚れ取り専門の業者もいるので、セルフでどうにもならないときは相談してみてもいいと思います。

腕時計は高級なものも多く、臭いだけが理由で使わなくなるのはもったいないと感じるものですよね。

金属ベルトの臭いが取れないときは、交換も視野に入れてみてもいいと思います。

腕時計の金属ベルトの臭いを解消するおすすめグッズ

腕時計の金属ベルトの臭いを解消するために使えるおすすめグッズを紹介します。

・BABLO 腕時計 クリーナー

時計貴金属用の液体クリーナーです。スプレーして拭いただけで、しっかりと汚れが落とせるので、皮脂汚れによる臭いにも最適です。

100%濃縮アルカリ電解水になるので素材を傷めることなく、安心・安全に使えます。

除菌や消臭効果もあるので、大切な時計を長く使いたい人にもおすすめです。

アルコールなども使っていないからこそ、金属ベルトにも使えます。泡でもなくべたつき感もなく汚れをしっかりと落としてくれる優れものです。


まとめ

腕時計の金属ベルトの臭いは、長く使えば使うほど気になるものです。

大切な時計だからこそ、丁寧なメンテナンスで長く使いたいものですよね。

腕時計の臭いが気になる前に日頃のケアをしっかりと行うのはもちろん、定期的に細かい部分まで落とせるようなスペシャルケアを行うようにしていきましょう。

汚れを落とせば臭いも気にならなくなるので、長く状態のいい時計が維持できるようになるのでおすすめです。